桔梗です。
人間とは、ないものねだりなところが
あるといいますか・・・
ほしいものはなんでもあり、
なにもかもが揃っている、という暮らしを
していると・・・
贅沢な生活にあきてしまうというのか
不満がない状態が不満という・・・。
あの『エデンの園』にいたエバは、何不自由のない
超お嬢様状態で、
いつしか、不満がない状態に、
なにかしらの不満を、
探すようになってしまったのではないでしょうか・・・
『エデンの園』でアダムを裏切り、
ダークサイドに落ちてしまった、あのときのエバは、
例えるなら、思春期の頃の中二病のような、
そういった心理状態だったのではないかと思うのです。
“ああ、私って、いったいなんのために、
この世に存在するのかしら・・・・・”
自分の存在価値のようなものを考えて、
ため息をついてしまうエバ。。。
アダムのおかげで、なんの苦労もなく、
ほしいものは、なんでも与えられてきたエバが、
自分にはなにかが足りないのでは?・・・と、
そんなふうに
思うようになっていったのは、なんとなく、わかる気がするのです。
恵まれすぎているがゆえの、空虚な気分。
愛されすぎていて、
愛さている実感もあまりない・・・
“もしかしてアダムは私のこと、
もう、どうでもいいと思っているのかも・・・”
考える時間だけはいくらでもある、
暇を持て余したお姫さま状態だったエバの心に
いつしか、もやもやとした暗い影が・・・・・
こんなかんじで、
あるころから、エバがアダムに対してわがままになり、
ちょっとしたことで拗ねるようになったり、
なんでもかんでも、
反抗するようになっていったのかもしれません。
まあ、ついにやってきた、
娘エバの反抗期ですね^^
エバはアダムの娘として誕生しました。
アダムからすれば、彼女は、妻であるとともに
自分から生まれた、娘でもありますから、
かわいくてしようがない。
で、そのアダムは神が創りましたから、
いわば、神はアダムの父になります。
神からすれば、息子アダムから生まれたエバは、
孫みたいな存在で、
アダムとは別の意味で、かわいいのです。
そんなわけで、
エバというのは、神からもアダムからも愛され、
本当にぬくぬくと育ってきたわけですが、
やはり、甘やかされた感は拭えません・・・
好き放題、やりたい放題に、
甘やかされて育っていき、やがて思春期を迎え、
中二病特有の、自己愛に目覚めたエバは、
あれやこれやの妄想をし始め、
心の中にどんどんと闇を広げていったのです・・・
そして、ついに、
“あーーー、退屈だ・・・
もう、こんな暮らしやってらんねぇ・・・
アダムもうぜえんだよ・・・
あーーー、バイクに乗って暴れてみてぇ・・・”
こんなふうに、なってしまったのです。
あのお嬢様だったエバが・・・
そして、あのヘビが、とうとうエバの前に。。。。。
と、まあ、そうなっていくわけですね。
危うし!エバ!!!
つづく・・・
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